電車内マナーに見る文化の違い
今朝電車に乗っていたら、目の前に立っている女の子がずーっと携帯でおしゃべりしっぱなし。
英語ではない異国の言葉で、しかも結構な大声でずーっとしゃべり続ける彼女、私が降りる駅についてもまだしゃべってました(笑)
日本の電車の中でこんなことやったら大ヒンシュクですが、私の住んでいるところでは問題無し。
私はやはり日本人なので、目の前でずっと大きな声でしゃべられるのはさすがに不快だったのですが、私がチラチラ見ても全くひるむ様子のない彼女。
しかも、周囲の人たちもそこまで気にしていないよう(に見えたけど、実は嫌だったりするんだろうか?)。
私が日本に帰国するのは多くて年に2回、普通は1回程度ですが、久しぶりに帰ると最初の数日は逆カルチャーショックに悩まされます。
滞在数日ですぐに慣れるのですが、その一つが電車内の静けさ。
日本の電車の中ってあまりにも静か過ぎて、緊張するんです。
特に新幹線はヤバイですね。
なので、日本に夫Vさんや外国人の友人を連れて帰国した時、電車内で普通の声で話そうとする彼らにハラハラします(笑)
彼らにとっては普通の声でも静かな車内では響き渡るし、ただでさえ外国人だから目立つので、小心者な私は落ち着かないのです。
普段住んでいる国でむしろ電車内は騒音だらけ。
大きな声で電話で話したり、音楽の音が駄々漏れだったり。
むしろスピーカーにして聞いてるんじゃないかってくらい、歌詞まではっきり聞こえます。
後、携帯で音を消さずにゲームやってたりとか。
たまにイラッと来るのですが、「ここは日本じゃない・・・私が異端者なんだ」と言い聞かせて心頭滅却。
私の今住んでいる国では、公共の乗り物内でも携帯はマナーモードにはしないし、携帯が鳴ったら皆普通に話します。優先席の近くでも関係ありません。
日本でよく言われているペースメーカーへの影響うんぬんは、実は日本の外では全く浸透していないように見えます。
それもそのはず。
この記事を書きながらネットを検索したら、なんと2013年に総務省がペースメーカーに携帯の影響が無いことを発表したみたいですね。
これを読んで思い出したのが、今から6年位前、日本のエレベーターの中にいた時のこと。
メールを受信したので携帯を開いたら、乗り合わせたご婦人に「私はペースメーカーをつけてるので、携帯使わないで」と言われてしまったことが。
この世の中、携帯を避けて生きようとしたら、外に出れないんじゃないか・・・
ちょっと大げさなんじゃ・・・
と思いつつ、やはり小心者な私は大人しく携帯しまうしかなかったのですが、これを読んだ今、あの時のご婦人にこの記事を読ませたいと思う私。
蛇のようにしつこい女です(笑)
日本のペースメーカのように、国によって車内の注意事項にも色々あって、その国の特徴が出ていて面白いです。
以前行ったマレーシアでは、電車内にみだらな行為をしないように(No Indecent Behavior)・・・というサインがあり、みだらな行為って何よ?と不思議に思ったら、そう、マレーシアはイスラム教の国。
人前でいちゃつくなよってことらしい。
その他国によって「え?」と思うようなルールがあるので、是非旅行先でご確認を。
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