ラベル 映画徒然 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 映画徒然 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年9月25日木曜日

About Time 邦題「アバウト・タイム 愛おしい時間について」



全く期待しないで見た映画だったのですが、良い意味で期待を裏切られました。
単なるタイムトラベルものでもないし、恋愛コメディ映画のくくりにするのももったいない、素晴らしいヒューマンドラマです。
日本では公開直前のようなので、なるべくネタバレに気をつけて感想を書きたいと思います。



あらすじ:(Amazon USの説明を適当翻訳しました)
いつも通りの残念なニューイヤーパーティの後、ティム(Domhnall Gleeson)の父(Bill Nighy)は息子に自分達の家系の男性達はタイムトラベルする能力があることを明かす。歴史を変えることはできないが、彼自身の人生で起こることや起こったことを変えることができるという。そこで、ティムは彼自身の世界をより良いものにすることに決める・・・彼女(Rachel McAdams)を作ることによって。しかし、普通でない人生を過ごすにつれ、ティムは自分の変わった才能をもってしても、悲しみや家族に影響を与える出来事たちから自分を救うことはできないことに気づく。フィルムメーカーのRichard Curtisがお贈りするAbout Timeは愛とタイムトラベルについてのコメディであるが、最後にはタイムトラベルが全く必要でないことがわかってくる。

ティムの彼女役Rachel McAdamsは「タイムトラベラーズ・ワイフ きみがぼくを見つけた日」で、タイムトラベルをテーマにした映画に出ていたので、この映画を見た後、なぜかタイムトラベルと言えばRachelというイメージがついてしまった。
相変わらずとてもチャーミングで、この映画に華を添えています。

ティム役のDomhnall Gleesonは、Bill Weasley役で出てたそうです。・・・申し訳ないですが、全然印象に残っていない・・・けど、この映画では情けない感じの冴えない青年が成長していく姿を好演。

そして、脇役とはいえ、私にとってこの映画で主役級の輝きを放っていたのが、お父さん役のBill Nighy。
この方もHarry Potterに出ていたようですが、全く覚えてない・・・何役だったのか調べたらMinister Rufus Scrimgeourだそうで。あまりにも今回の映画と印象が違うのでわかりませんでした。
 (Rufus Scrimgeour)
 (お父さん)

この映画では物静かながら愛情あふれるお父さん役を演じており、深い印象を残しました。

タイムトラベルができたら何しよう?という妄想は誰もが一度はすると思いますが、大体は「お金儲け」とかを考えがちですよね。(そんな卑しいことを考えるのは私だけ?)
面白いのが、この映画の主人公のティムとそのお父さんは二人ともタイムトラベルができるのですが、二人とも全くお金もうけには力を使わないのです。お父さんに至ってはこの力を読書する時間にあてるというなんとも無欲っぷり。
その息子ティムも、自分の能力を知った時に「僕は彼女がほしい」と言い出して、無欲なお父さんを更にびっくりさせるほどの謙虚さ(笑)。

タイムトラベル自体は荒唐無稽な設定なのですが、この映画は家族関係や人間関係に焦点を当てているため、登場人物にすごく感情移入することができます。
私は最後の方で(詳しく書くとネタバレになってしまうのですが・・・)ティムとお父さんが二人でティムの子供時代にタイムトリップし、遊びに行く場面で大号泣。
これほど胸にズーンと響くシーンを映画で見たのは久しぶり、と言うほどの名シーンでした。

映画の宣伝にはティムとその彼女を大きく扱って恋愛要素を全面的に出していますが、実はこの映画、家族愛がテーマではないかと思うのです。
私が家族と遠く離れて暮らしていて、家族が恋しいから見方が偏ってしまっているのは否めないのですが。
最初はティムも自分の力を「彼女を作る」という少年らしい欲のために使うのですが、成長するにつれ「家族のため」に使うようになっていく姿を見て、そこにティムの人生の価値観が見える気がしました。

ティムにとっての「何のためにタイムトラベルをするか」という選択は、タイムトラベルできない私達にとっての「何のために時間を使うか」とイコールです。
限りある時間をどのように、何のために使うかは私達次第であり、それが人生を変えていくんですよね。

2014年3月14日金曜日

The Devil Wears Prada 邦題「プラダを着た悪魔」


実は大分前にも一回見た映画。
たまたまテレビで放映されていたので、再度見てしまいました。

<ストーリー>
大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまっ た!それは一流ファッション誌RUNWAYのカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐 怖のポストだった!ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上センス、ゼロ!!と酷評され、アン ディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達に も愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?

Amazonより



正直、最初に見たときはこの映画に全然共感できなかったので、人気あるけど大して面白くないなぁという印象でした。
今回見ていいなぁと思ったのはメリル・ストリープ演じるミランダ・プリーストリー。
メリルがふと女性としての弱みを一瞬見せて、それをすぐに覆い隠してしまう場面も秀逸だし、最後の最後で彼女が懐の深さを見せる場面も大好き。

ミランダは悪魔のような上司・・・という設定ですが、実は彼女のような上司の元で若いときに働けるのは幸運だと思います。
確かに厳しいし、仕事に関係あるのか?と言うような仕事もさせる鬼上司ですが・・・
(彼女の子供のためにハリー・ポッターの出版前原稿を持って来いとか、すごい職権乱用だと思う)
頑張れば認めてくれるし、厳しくすることで部下をすごく成長させてくれるタイプの上司。

私にも似たような感じの上司がいた事があります。
もちろん、あそこまでの要求をしてくる人じゃなかったのですが、仕事に対しては大変厳しい人でした。
私が送るメールに彼女がCCで入っていて、そのメールに少しでも間違いがあったりすると、すぐさま彼女からメールでお叱りが。
CCなのにちゃんと読んで細かいところまでチェックしてるんですよね・・・
質問をしてもそれがどこかの資料やメールに説明してあったことだったりすると、「○○は読んでないのか!」と怒られるし。
膨大な資料と、膨大なメールがやり取りされる部署だったのにも関わらず、質問をする前にあらゆる資料と関連するメールを読み漁って、どこにも書いていないと確信できてからじゃないと質問できないんです。
仕事上で少しも気が抜けず大変だったのですが、その分頑張ればちゃんと見ていて認めてくれる人でした。
厳しいのはずっと変わりませんでしたが、その分認めてもらえた時の喜びはひとしおでしたね~。
彼女と働いた期間は短かったのですが、すごく濃く、その厳しさのおかげで成長できた期間だったと思うのです。

その経験と重なる部分があり、今回メリル・ストリープとアンディの関係に注目して見てみたら、悪くない映画だなぁと思えたから不思議。
アンディと彼氏の恋愛模様や、ファッションはむしろオツマミ程度で(笑)

ちなみに、仕事、仕事になってしまったアンディが彼氏に愛想を尽かされる場面で、一緒に見ていた夫のVさんが「仕事に理解の無い男だなぁ・・・」と呟いてました(笑)
いや~、私があそこまで仕事、仕事になったらVさんだって嫌だと思うけどね。
私の仕事はプライベートが侵されるほどの忙しさじゃないから、そんな余裕ぶって「理解のある夫」でいられると思うんですよね。

ミランダを見ていると権力の座にい続けるためには、女性として犠牲にするものは小さくないんですよね。
女性としてだけでなく、人間として犠牲にしているものも一杯あるのかも。
何を選んで何を選ばないか。
そこまで権力を持っていなくたって、人生時には本当に難しい選択を迫られることになりますからね・・・
ファッション映画と思われがちな作品ですが、実は働く女性にとってかなり考えられさせられる作品です。

2014年2月19日水曜日

Four Christmases 邦題「フォー・クリスマス」


Four Christmases 邦題「フォー・クリスマス」

なぜ、この映画を今の時期に見ようと思ったのか全く思い出せないのですが、ヴィンス・ヴォーンとリース・ウィザースプーン主演のコメディ映画、フォー・クリスマスを家で見ました。

あらすじ(Amazonより)

結婚に興味はないが、ブラッドとケイトは幸せいっぱいのカップル。
毎年クリスマスシーズンには、わずらわしい家族づきあいからとんずらを決め込み、飛行機に乗ってトロピカルなヴァカンスへ。
離婚した双方の親や、兄弟姉妹、甥っ子姪っ子たちの前から姿を消していた。

ところが今年は、赤鼻トナカイのピカピカの鼻も見えないほどのひどい濃霧が発生。
飛行機が飛ばなくなってしまった!
仕方なく、4つの家族それぞれとクリスマスを祝うことになった2人だったが…。
さあ、ハチャメチャで大騒ぎの1日が始まった。

感想は・・・ベタベタのアメリカン・コメディだなぁ・・・と。
アメリカではウケルかもしれないけど、恐らく日本ではウケナイだろうなぁ・・・と。大体、この映画、日本でも公開されたんでしょうか?アメリカでは2008年公開みたいですが。

ブラッドとケイトが家族を避けて・・・という部分、ちょっと前の私だったら共感していたかもしれませんが、ここ数年ホームシックならぬ家族シックな私。
なんで家族を避けるのか?と、全く映画の意図していないであろうベクトルで腹が立ってしまいました。
20代の頃は「自分、自分」で自分のやりたいことを優先させてきた私。
家族に縛られるなんて、という気持ちでいたあの時だったらこの映画の2人に共感できたんでんしょうか・・・

ちなみに、二人の両親とも離婚をしています。
だから1日に4つの家を訪問しなきゃいけない・・・そこでタイトルのFour Christmases(4つのクリスマス)につながるのですが、この2人の家族はかなりハチャメチャ。
ブラッドのお母さんはブラッドの幼馴染と同棲しているし、ケートのお母さんは教会の牧師に入れ込んでるし・・・
唯一まともそうだったのがケートのお父さんですが、最後にちょっと出てくるだけ(笑)

でも、たった一日なのに、お互いの家族へ会わせた事で、カップルとして次のステップへ踏み出していく2人を見ていると、恋人を「家族に会わせてみる」って結構有効なリトマス試験紙なのかもと思ったり。
実際、4年付き合った彼氏と自分の母親で食事に行った時の彼氏の態度が原因で、別れを決めたっていう友人がいました。
4年間2人でいる時は気づけなかったことが、自分の母親と彼氏とで過ごしたたった数時間でわかったそう。

あと、この映画で残念だったのはリース・ウィザースプーンの魅力がイマイチ引き出されていない感じがしたこと。
私がリース・ウィザースプーンを初めて見たのは『キューティ・ブロンド』。
おバカなブロンド美人をコミカルに演じている彼女は輝いていたし、また別の映画『レンディション』で夫を待ち続けるけなげな妻を演じた時は張り詰めた美しさが。
でもこの作品のリースはなんか、終始不機嫌そうな顔しているだけの女性という印象。
2007年公開の『レンディション』で美しい彼女を2009年に見て以来、久しぶりのリース出演作品鑑賞だっただけにそれがすごく残念。
こうなると最近公開のリース出演作品が気になってきてしまいます。
探して見てみようかな。

2014年1月22日水曜日

The Secret Life of Walters Mitty 邦題「Life!」


The Secret Life of Walters Mitty(邦題:Life!)を映画館で夫のVさんと見てきました!
映像が本当に綺麗で、特にアイスランドやグリーンランド、ヒマラヤの雄大な景色は圧巻。
日本では3月に公開されるらしいので、是非映画館で見て欲しいです。
私流に短くあらすじをまとめると、冴えない妄想癖のあるサラリーマンが、仕事を失ってしまうかもしれない危機に瀕して、そして片思いの相手との関わりを通して変わっていく映画です。
日本公開情報やちゃんとしたあらすじはこちらから。



見終わった後は、年始にして既に2014年トップ3に入る映画に出会ってしまったかも~と一人で大興奮。
主役のBen Stillerのかっこよさはもちろんなのですが、ヤバイのがカメラマンSean O’Conner役のSean Pennです。
Sean Pennといえば、私の大好きな映画「I am Sam」のSam役を演じた俳優さん。
I am Samでは知的障害のある役を演じていたのですが、今回の映画のSean O’Connerを演じている俳優さんと同一人物とは思えず。
最後のエンドロールで、え、あの人Sean Pennだったの?って気づいたくらい。
Sean Penn、年を経る毎にますます渋みがまして、カッコよすぎです。
出番は少ないのですが、存在感の大きさは主役級。

映画の話からちょっと脱線しますが、私、年下のVさんと結婚しつつも、実はオジ専・・・
George Clooney、Steve Carell、Johnny Deppが私の中でトップ3・・・だったのですが、今日からここにSean Pennが入りトップ4となることでしょう・・・
あの渋み、なかなか出せませんよ!


 そして、この映画の中で私のお気に入りの台詞「Beautiful things don’t ask for attention(美しいものは人の気を引こうとはしない)」を呟くのは、Sean Penn。
胸にドシンときました。
いや~、普段Vさんに「私綺麗?」とか「毎日ほめて~、かまって~」と煩い私。
・・・美しくないからですよねぇ。
言わなくなったからと言って美しくなれるわけじゃありませんが、せめて品格を身に着けようと思います。
猛省。

VさんはVさんでこの映画で人生を見つめなおしてしまったらしく、「自分はこのまま会社の歯車でいいのだろうか?本当にやりたいことって何だろう?」って言い出してしまいました。
奥様、もしかしたら旦那様には見せない方がいい映画かもしれません(笑)

実際はサラリーマン人生を否定するような映画ではなく、その正反対なんですけどね。
日々何気なく周りにあるものの裏には、必死で働くプロフェッショナル達がいることを気づかせてくれる映画なんです。
たとえそれがスポットライトが滅多に当たらない地味な仕事でも、頑張っていれば誰かが見ているよっていうメッセージもありつつ。
そして、もう一つ大事なメッセージは「ちょっとした勇気で踏み出す一歩で人生は変わる」ってことかな。