2014年8月27日水曜日

1年遅れのハネムーン 行き先試行錯誤編1




ハネムーンと言えば女子憧れの一生に一度のロマンティックな旅行・・・
Vさんと結婚してもうすぐ1年になるという記事を先日書きましたが、ロマンティックとは程遠い私たちもなんとなんとようやくハネムーンに行くことになりました。
結婚した当初からハネムーンに行けるのは大分先になりそうだなぁという予感はしていたんですけどね。
実際行けるとなると嬉しいし、とても楽しみです。

さて、問題の行き先ですが、決めるのに大分悩みました。
「一生に一度」って言われるとプレッシャー感じるんですよ・・・
間違えてもやり直せない、そんなプレッシャーをひしひしと。
インターネットで「ハネムーン 行き先」とか、「新婚旅行 人気」で検索しても山のように情報が出てきて、余計混乱するばかり。

こちらのウェブサイトによると、日本人ハネムーナーに人気なのは・・・

10位 ドイツ
9位 タヒチ
8位 オーストラリア
7位 アメリカ本土
6位 バリ
5位 モルディブ
4位 スペイン
3位 フランス
2位 イタリア
1位 ハワイ

じゃあ、海外ハネムーナーは?と気になり調べてみたら、US Newsのページにこんなランキングが。

上記のページには20位まで記載があるのですが、とりあえずTOP10は以下。

10位 タヒチ島 (フランス領ポリネシア)
9位 マルティニーク島 (カリブ海に浮かぶフランス海外県)
8位 フィレンツェ (イタリア)
7位 モルディブ
6位 ボラボラ島 (フランス領ポリネシア)
5位 クレタ島 (ギリシャ)
4位 カウアイ島 (アメリカ)
3位 ヴェニス (イタリア)
2位 マウイ島 (アメリカ)
1位 サントリーニ島(ギリシャ)

US News調査なので、回答者はアメリカ人だと思うのですが・・・アメリカ人、南の島がお好きなんですね。
お国柄が出ていて面白い。

ついでに、私の周りの夫婦に行き先をアンケートとってみたら以下のような感じに。
上記ランキング外の国も結構入ってます。

アジア:台湾、プーケット島、バリ島
ヨーロッパ:イタリア、フランス
北アメリカ:ラスベガス、サンフランシスコ
南アメリカ:ペルー

こんな感じに。あ、ちなみに私の両親は上記には入れませんでしたが、沖縄に行ったそうです。
父は堂々と(本州から見て海の外という意味で)「海外」に行ったと言い張っております。
父の名言(妄言?)は置いておいて。

行き先を考えたりリサーチしたりする時間はかなりあったのですが、調べれば調べるほどどうしたらいいのかわからなくなる優柔不断な私。
モルディブのような南の島に行ってゆっくりリラックスな旅をしたいのか・・・
はたまた、ヨーロッパに行って観光とショッピングを楽しむのか・・・
それとも、ドバイのようなエキゾチックな雰囲気を楽しむのか・・・
アフリカや南極の雄大な自然を楽しむというオプションも頭を掠めましたが、それはさすがに冒険しすぎなので即効リストから削除。

ここまで同行者Vさんの意向を全く無視して一人突き進んでいましたが、一応彼の意見も聞いておかなきゃ(←酷い新妻)と聞いてみると「うーん、ヨーロッパか南の島のどっちかかな。」だそう。
その2つの選択肢だったら私はヨーロッパかなぁ。
でも、ヨーロッパにしたって広いしなぁ。
色々国を移動するの面倒くさいなぁ・・・

なんて思っていた頃に、たまたま目にしたのが「ハネムーンクルーズ」の文字。
「私乗り物酔いするしな~。クルーズってリッチな人が老後行くものでしょ。」なんて思いつつ、経験者の方の旅行記を読んだら・・・

いいじゃん、クルーズ!

と意見が180度変わった私。
寝ている間に船が移動して次の寄港地に行ってくれるので、面倒くさい移動が少ないのに数カ国周遊できるし、その間まったくスーツケースをパッキングしなくていいんですよ。
面倒くさがりな私にはぴったり(笑)
お値段も意外とピンきり。
決してお金持ちだけの楽しみじゃあないようです。

クルーズって優雅で素敵かも・・・と、色々調べてみたら、クルーズといっても、世界中にあるし、乗るクルーズによって寄港地も様々。
そして、クルーズ会社もいっぱい。
またしても、選択肢の多さにショートする私の頭。

結局、新婚旅行の行き先は?

次回へ続きます。
優柔不断な私にもうしばしお付き合いくださいませ。

1年遅れのハネムーン 行き先試行錯誤編2



前回から引き続き、ハネムーンの行き先に悩んでいた私。
ちなみに、結婚式の時に気づいたのですが、私は本当に「決断」が苦手なようです。
普段の何気ないことであればそうでもないんですが、「お金がかかること」に「一生に一度」という言葉がつくととにかく優柔不断になってしまう。

さて、ハネムーンの行き先に話を戻しますが、前回クルーズに興味を持った私。
調べてみると、クルーズ船を所有するクルーズ会社には、お客一人あたりの占有容積と乗組員1人あたりの客数で決められたクラスがあるということが判明。
お客一人当たりのスペースが大きくて、サービスしてくれる乗組員が多いほど高級ということでしょうか。

カジュアル
クラスとしては一番下になりますが、プール、カジノ等の船内施設も充実している上に、気取らない雰囲気で、子連れでも楽しめる人気のクラスのようです。
ロイヤルカリビアン、スタークルーズ、NCL、カーニバルなど

プレミアム
こちらのクラスは、比較的落ち着いた雰囲気で夫婦やカップルなどに人気なよう。
もちろんカジュアルよりお値段はお高め。
プリンセスクルーズ、セレブリティクルーズ、ホーランドアメリカなど

ラグジュアリー
いわゆるこれが本当の豪華客船といえるかも?乗船客数が少なくなるので、上記2クラスと比べて船の大きさは小さくなるようです。
その分船内施設も縮小されるようですが、乗組員は増えるので至れりつくせりのサービスを経験できるようです。
キューナード・ライン、クリスタルクルーズ、シルバーシー、セブンシーズなど

いきなりこんなに提示されてもクルーズ初心者の私には何がなんだかわからない。
とりあえず、色々な方のクルーズ旅行記を読み漁り、私は落ち着いた雰囲気が好きなので価格はとりあえずおいといて「プレミア」か「ラグジュアリー」クラスかなと。

実際にプレミアやラグジュアリークラスに分類されるクルーズ会社のウェブサイトに行ってみると、本当に色々なコースが提供されています。
たとえば、ドバイ・アラビア半島を周るものもあれば、メキシコ湾、アフリカ・・・世界中をクルーズで旅できるんですね。北極まで。
ここで思い出したのがVさんが行きたがっていたヨーロッパ。
ヨーロッパに絞ってみると、地中海、エーゲ海、黒海方面などが選択肢としてあるようです。
地中海(真ん中)と黒海(左上)。


そして、ギリシャとトルコに挟まれたエーゲ海。


それぞれ名前は聞いたことにあるのに、実際にどこにあるのか調べてみるまで知らなかった私。(地理苦手です)
上記以外にも実は、イギリス、フランス、ベルギー辺りをめぐる北欧ルートもあるのですが、私はあまり北欧に心惹かれず。
それよりは、サントリーニ島とかギリシャの辺りを回ってみたい・・・

ここまでで大体絞れてきたのが、

o   サントリーニ島を含む地中海、エーゲ海辺りを周れて、
o   期間は1週間から2週間くらい(これは私の有給の限界・・・)の
o   プレミアクラスかラグジュアリークラスの船

この基準でいくつかの船会社のコースを8つくらいピックアップ。
サンプルとしてVさんに見せたところ、

「なんで、同じような期間で場所なのにこんなに価格違うの?」

そう、私はラグジュアリークラスを舐めておりました。
本当にお高いです・・・
たとえば、シルバーシーで行く地中海7日間はお一人様US$4,550から。
この価格は最低価格なので、もちろん日程によって上がったり、部屋のカテゴリーによってはもっとお高くなります。
プラス、クルーズが出発する港までの飛行機代もあるし、ギリギリに行くのは危ないから前泊するホテル代、それぞれの寄港地の観光代・・・と色々お金がプラスしてかかることを考えると、さすがに一生に一度のハネムーンとはいえ、私たちにはラグジュアリークラスはまだまだ身分不相応。
色々提供されるサービスを読んでみても、庶民の私たちはむしろあまりに至れりつくせりされても落ち着かないかも・・・と。適度に放っておいてほしい、でも必要な時は良いサービスを提供してくれそうなプレミアクラスに絞ることに。
ラグジュアリークラスは結婚10周年記念にとっておくことにします(と一人で勝手に決める妻)。

その後VさんとCocoで審査の結果、一年遅れのハネムーンは、プレミアクラス客船で行く地中海12日間クルーズに決定いたしました!

ここにたどり着いた地点で、出発予定日1ヶ月半前・・・。
いつもながら物事がギリギリな私たち。
まだまだ飛行機の手配やら、ホテルの手配やら計画することはたくさん。
でも、話が具体的になればなるほどワクワクしてくるもの。
私の気持ちは既に地中海海上です。

2014年8月15日金曜日

もうすぐ1周年



仕事が忙しくてブログを放置していた間に、結婚生活ももうすぐ1年になろうとしています。
私としては「たった1年?」という感じだけど、Vさんにとっては「もう1年?」らしい。

実は、20代の頃の私はあまり結婚願望がありませんでした。
10代の頃は周りの大人が皆してるからするものなんだろう、と考えていただけだったのですが、20代になり結婚が身近になってくるとだんだん、「結婚ってなんだろう、なんでしなきゃいけないんだろう?」とか考え始めるように。
私、理屈っぽいんですね。
しかも、家事が嫌いなので、結婚するともう1人分の家事負担が増えるのが面倒・・・だったら1人の方が楽じゃないか?と思っていました。
あと、周りの既婚者が、配偶者や義家族の悪口ばかりで、なんだか大変そうだし、煩わしいイメージが強かったのもあります。

20代中盤頃から徐々に友達が結婚し始め、当時付き合っていた彼氏まで結婚を口にするように。
皆するんだから、結婚ってやっぱりするべきなのかな?と思うものの、それでもなんだかやっぱり「結婚」がしっくりこない。
なんで結婚しなきゃいけないのか、っていう疑問がやっぱり頭を離れなくて、その答えがどうしても見出せませんでした。
友達は皆戸惑いもなく結婚していくのに、なんで私はこんなに結婚に対して戸惑いがあるんだろうと自分でも不思議で。
自分に欠陥があるんじゃないか、結婚に向いていない人間なんじゃ、とか色々悩んだものです。
結局、その当時付き合っていた彼とはやはり結婚に踏み切れず、お別れすることに。
苦渋の選択でしたが、今振り返ると正しい選択だったと思えます。

今思うと、私が結婚に対してしっくり来なかったのは、20代当時の彼氏とは、今思うと価値観がまったく合っていなかったんですよね。
私は家事が嫌いで、仕事しているほうがしっくりくるタイプ。
当時の彼氏は「結婚したら専業主婦になって、家事をやってね。」というタイプ。
お互いの方向性が合わなくて、でも、私は彼の考え方が普通で、私が変なんだと思っていたので、随分悩みました。
ところが、日本の外に出てみたら本当に色んな形の夫婦がいて。
既成概念に縛られる必要は無いんだと、目からうろこでした。
そんなとき、Vさんと出会って、Vさんは女性だからこうすべき、男性だからこうすべき、というのがあまり無い人だったので、一緒にいて本当に楽というか、私らしく自然にいることができて。
このままずっと一緒にいたいと思えることの延長線に、自然と「結婚」という選択肢が浮かび上がってきました。
20代の頃はあんなに「結婚」に対して身構えて、悩んでいたのに。

ちなみに、私は「結婚しない」パートナーもありだと思います。
この人をパートナーと定め、家族を築き、一緒に人生を歩むのは、「結婚」という手続きがなくても可能なので。
実際、結婚していないけど、ずっと一緒にいて幸せそうな2人も知っています。
結局、2人にとって一番しっくりする関係性を築けばいいんだなぁと。
結婚していようがしていまいが、人生のパートナーを持つことによって、人生が倍豊かになります。
同じ旅行に行くにしても、パートナーと一緒に行くと2倍楽しい。
日常生活の中でもその人が新しいものを見せてくれるし、私も自分が発見したことをその人に見せてあげたい、そういう気持ちになります。

私が法律的に結婚しようと思ったのは、やっぱりなんだかんだ私が古風な考えを持っているのと、現在住んでいる国において、結婚していないカップルに不利なことが多々ある・・・というのが理由でした。
あとは、両親を安心させてあげたいというのもあったかな。
だから結局、「なんで結婚しなきゃいけないのか」という疑問に対して、今なら「別にしなきゃいけないわけじゃない」と答えます。
しなくてもいいけど、人生のパートナーになりえる人に出会った時、どうその人人生を過ごしたいかと考えたときに選ぶ選択肢の一つなのかなと。

そんなこんなで1年の節目を迎えようとしている私たちですが、ようやく新婚旅行に行くことになりました!
次回は新婚旅行について書きたいと思います。