2014年3月14日金曜日

The Devil Wears Prada 邦題「プラダを着た悪魔」


実は大分前にも一回見た映画。
たまたまテレビで放映されていたので、再度見てしまいました。

<ストーリー>
大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまっ た!それは一流ファッション誌RUNWAYのカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐 怖のポストだった!ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上センス、ゼロ!!と酷評され、アン ディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達に も愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?

Amazonより



正直、最初に見たときはこの映画に全然共感できなかったので、人気あるけど大して面白くないなぁという印象でした。
今回見ていいなぁと思ったのはメリル・ストリープ演じるミランダ・プリーストリー。
メリルがふと女性としての弱みを一瞬見せて、それをすぐに覆い隠してしまう場面も秀逸だし、最後の最後で彼女が懐の深さを見せる場面も大好き。

ミランダは悪魔のような上司・・・という設定ですが、実は彼女のような上司の元で若いときに働けるのは幸運だと思います。
確かに厳しいし、仕事に関係あるのか?と言うような仕事もさせる鬼上司ですが・・・
(彼女の子供のためにハリー・ポッターの出版前原稿を持って来いとか、すごい職権乱用だと思う)
頑張れば認めてくれるし、厳しくすることで部下をすごく成長させてくれるタイプの上司。

私にも似たような感じの上司がいた事があります。
もちろん、あそこまでの要求をしてくる人じゃなかったのですが、仕事に対しては大変厳しい人でした。
私が送るメールに彼女がCCで入っていて、そのメールに少しでも間違いがあったりすると、すぐさま彼女からメールでお叱りが。
CCなのにちゃんと読んで細かいところまでチェックしてるんですよね・・・
質問をしてもそれがどこかの資料やメールに説明してあったことだったりすると、「○○は読んでないのか!」と怒られるし。
膨大な資料と、膨大なメールがやり取りされる部署だったのにも関わらず、質問をする前にあらゆる資料と関連するメールを読み漁って、どこにも書いていないと確信できてからじゃないと質問できないんです。
仕事上で少しも気が抜けず大変だったのですが、その分頑張ればちゃんと見ていて認めてくれる人でした。
厳しいのはずっと変わりませんでしたが、その分認めてもらえた時の喜びはひとしおでしたね~。
彼女と働いた期間は短かったのですが、すごく濃く、その厳しさのおかげで成長できた期間だったと思うのです。

その経験と重なる部分があり、今回メリル・ストリープとアンディの関係に注目して見てみたら、悪くない映画だなぁと思えたから不思議。
アンディと彼氏の恋愛模様や、ファッションはむしろオツマミ程度で(笑)

ちなみに、仕事、仕事になってしまったアンディが彼氏に愛想を尽かされる場面で、一緒に見ていた夫のVさんが「仕事に理解の無い男だなぁ・・・」と呟いてました(笑)
いや~、私があそこまで仕事、仕事になったらVさんだって嫌だと思うけどね。
私の仕事はプライベートが侵されるほどの忙しさじゃないから、そんな余裕ぶって「理解のある夫」でいられると思うんですよね。

ミランダを見ていると権力の座にい続けるためには、女性として犠牲にするものは小さくないんですよね。
女性としてだけでなく、人間として犠牲にしているものも一杯あるのかも。
何を選んで何を選ばないか。
そこまで権力を持っていなくたって、人生時には本当に難しい選択を迫られることになりますからね・・・
ファッション映画と思われがちな作品ですが、実は働く女性にとってかなり考えられさせられる作品です。

2014年3月7日金曜日

食生活とアンチエイジング


アンチエイジングって言葉が私の生活のトップキーワードとして浮上してきたのは、ここ12年。
20代の時はアンチエイジングなんて関係無いと思っていて、お肌のお手入れも食生活も適当極まりない生活をしていました。
30歳になったときはついに三十路!と戦慄が走ったものですが、なってみればなんてことはない。
20代頃と大した違いも感じずに過ごしていたのですが、ここ1、2年「あれ、ほうれい線が・・・」とか、「あれ、胸に力が無くなってる・・・?」と次々に身体の変化が気になりだしました。
それで、焦って美容液やら、アイクリームやらに手を出したのですが、なんだかあまり効果を感じないんですよね、これが。
もっと高い製品を買えばいいのか?でも、肌の上から化学製品を塗りたくることに、本当に意味があるんだろうか・・・と疑問に。
と言うのも、ふと自分の二の腕の内側の肌を見ていたとき、あれ、顔の肌より全然キレイじゃんと気づいてしまったんです。
あれ、私二の腕のお手入れなんて何にもしていないのに、何でだろうと。
もちろん、顔は常に紫外線にさらされているけど、二の腕の内側はさらされていないので、紫外線ってやっぱりかなり怖いってことを実感。

そして思ったのが、紫外線対策さえ気をつけていれば、実はそんなに色々塗りたくらなくても、肌って何とかなるものなのかなぁって。ただ、私身体の部位によって乾燥しがちな部分が違います。
お腹周りがなぜか乾燥しがち、でも、腕は結構平気、とか。
肌の部位によって色々違うから、顔と二の腕を比較すること自体がおかしいのかもしれない・・・
でも、色々あれこれ塗らなくちゃ!っていう思い込みは雑誌やメディアから刷り込まれているだけで、むしろ、紫外線に気をつけて、食べるものに気をつけていれば、身体の中からキレイになって基礎化粧品は最低限にできるんじゃ?
そんなことをぼんやり思い始めたのがつい最近。
アンチエイジングって肌の上からじゃなくて、肌の下、つまり身体の中からしなくちゃだめなんじゃ?と。
食生活やライフスタイル全体の見直しをすることにしました。

調べてみると色々な情報がネットにはあって、例えばマクロビ。
耳にしたことはあったのですが、どんなものなのか知らなかったこの言葉。
マクロビオティックの略で、日本で考案され欧米に広がった食事方法だそうで、調べてみるとオーガニック菜食主義みたいな感じなんですね。

私は食べることが楽しみな人間で、お魚大好きだし、ベジタリアンは無理です。
根がいい加減なので、マクロビみたいなガチガチな制限のある食事法も無理。
じゃあできることは何だろう・・・と考えて思いついたのが、以下。

―身体や美容に良さそうで簡単にできることはどんどん生活に取り入れること。
―今までよりちょっとだけ肌につけるもの、口に入れる物に気をつけてみること。
―上記を実践して、プラスな変化があればもちろん続けて、何もすぐ変化がなくても続けてみる。
マイナスな変化があれば止める。

こんな感じで、シンプルでゆるゆるなルールで生活を変えていってみようと思います。
アンチエイジングばかり気にして不自然なことをしたり、年を取ることを必要以上に恐れたりはしたくないけど、それでも女性である限り美しくありたい。
そのバランスをどうとるかが今後の課題ですが、今の小さな気配りが5年後、10年後の自分を変えると信じて、ゆるゆる頑張ってみようと思います。
このブログでも取り入れてみたこと、それによってどんな変化があったか等、機会がある度に書いていきますね。